ヘルシンキ

建国100年のフィンランドの首都で、人口64万人の北欧都市。経済力、人口は小規模ながら、早くからIT、エネルギー、教育、福祉等の幅広い分野で先端的な研究・産業育成を促し、現在は生産性も幸福度も高い都市に。しかしながら、エリート志向の教育政策によって、勝ち負けの二極化が進み、回復傾向にあるものの未だ高い若者失業率が問題視されている。野心的な成長戦略を掲げる北欧都市が拓く「働きやすい都市」の可能性を探りたい。