ヘルシンキの海と街を望む、開放感あふれるフィンランド式の公共サウナ ― Löyly

都市文化をローカル目線で徹底的に楽しみたい人にとって、フィンランドのアイデンティティーのひとつであるサウナを堪能できる『Löyly』は、最適な公共施設と言えるだろう。水着着用必須というルールによって、ここでは性別に関係なくサウナを楽しめる。

ポイントは、多様なニーズを受け入れられる設計思想だろう。先の水着着用しかり、プライベート利用を実現する予約サービスや、有機食材と豊富な海産物を使ったメニューを提供する併設レストランなど、活用用途は幅広い。また、ヘルシンキ中心地から近い絶好のロケーションもあって、フィンランド体験を満喫したいが予定の詰まっているビジネストラベラーにも気軽な選択肢となろう。2種のサウナはそれぞれ20名を収容できる大きさ。同僚や顧客と賑やかに楽しむのもいい。

バルト海に面し、美しいウォーターフロントを活かしたサウナは、満足できるおもてなしを提供してくれる。“Löyly”は、「加熱した石から立ち昇る蒸気」という意味だが、旧フィンランド語では「魂」「人生」を表す言葉でもある。心を開き、衣を脱いで、ヘルシンキの魂に触れてみよう。

・サウナは、月曜16:00-22:00、火-木曜13:00-22：00、金-土曜13:00-23:00、日曜13:00-21:00で利用可能
（男女別のシャワー設備完備/水着の着用必須）
・2時間のサウナ訪問は、€19で利用可能
（タオル、シート、シャンプー、シャワージェル代込み、ただし水着レンタルは+€6）
・プライベートサウナを希望する場合、木製サウナを日-水曜€300、木-土曜€400で、2時間の専用レンタルが可能
・レストランの利用は、月-木曜9:00-24:00、金-土曜9:00-24:00、日曜9:00-22:00で利用可能

住所
Hernesaarenranta 4, 00150 Helsinki, Finland
（Helsinki Center Stationからフィンエアーシティバスで30分、同駅から路線バスで35分）